乳がん手術前に胸の形を残す方法　～術前型取りと乳房エピテーゼ製作の流れ～

「今の胸の形を残したい」と思ったときにできること

乳がん手術を控え、「手術で胸の形が変わる前に、今の自分の胸を残したい」と感じる方もいらっしゃいます。

このような場合、当店ではご希望に沿って術前に胸の型をお取りしています。

乳房エピテーゼの製作において、術前の型取りは必ずしも必要なものではありませんが、より忠実にご自身のお胸を再現したエピテーゼがほしいと望まれる場合には、術前の型やお写真を撮影することにより可能となります。

乳房エピテーゼとは？

乳房エピテーゼとは、医療用シリコンなどで胸の形を再現するオーダーメイドの人工乳房です。
肌に当たる面が粘着性のあるシリコンで作られており、肌に直接貼り付けて装着します。

「術後からお風呂に入る度に自分の身体を見て悲しくなった」
そうお話されるお客様もいらっしゃいます。

乳房エピテーゼは、失った乳房を再現し左右のバランスを整えることで、見た目を取り戻すだけでなく、心理的な安心感にもつながっています。

術前に型取りをするメリットと注意点

術前に型取りを行うことで、今の胸の形やボリュームを忠実に再現できます。
乳頭やほくろ、血管など細部の特徴まで再現可能で、まるで自分の胸にそっくりな自然な仕上がりになります。

術前型取りは、「これまでの自分の胸の形を残したい」という希望を叶えるための方法のひとつです。

一点、ご注意頂きたいのは、術前に型を取った場合でも、術後にエピテーゼ製作をするタイミングでもう一度お身体の型を取らせていただきます。
術前に型を取れば、それを元にエピテーゼが作れるというわけではない点にご留意ください。

術前の型取りをしない場合

乳房エピテーゼの製作において、必ずしも術前の型取りが必要というわけではありません。
術前の型取りはしておらず、術後に型を取り、お作りさせて頂くのが一般的な製作方法になります。

• 片胸切除の場合
  　健側（残っている方）の胸の型を取り、それを元にお作りします。自然な左右のバランスを保ちながら製作が可能です。
• 両胸切除の場合
  　術前に型取りを行ったり、お写真を参考にして形を再現します。
  　もし型もお写真もない場合でも、ご相談を重ねながら理想の形を一緒に作り上げていくことができます。

それぞれの想いやご希望、状況に合わせた柔軟な対応が可能ですので、どうぞご安心ください。

型取りのタイミングとご相談について

術前に型取りを希望される場合は、手術日が決まった段階で早めにご相談いただくのがおすすめです。
型取りは短時間でリラックスした状態のまま行えます。
シリコンを使用して型をとりますので、痛みは全くありませんのでご安心ください。

あなたの想いに寄り添いながら、最適な方法をご提案いたします。

私たちがサポートします

Ivy Creation Lab (アイビークリエーションラボ）は大阪と静岡で姉妹で運営しているオーダーメイドの乳房エピテーゼを製作するプライベートサロンです。

「どんなものかサンプルを見てみたい」
「少し話を聞いてみたい」
どんな問い合わせでもお気軽にお問い合わせください。

2026年1月までは、毎月1回、オンラインで説明会も開催していますので、そちらもぜひご利用ください。

ご来店は完全予約制となっておりますので、事前にご予約をお願い致します。
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