なぜ半分に切っても大丈夫なの?シリコン製乳房パッドの製造方法による違いとは

肌に貼りつく粘着性シリコンでお作りする乳がん経験者のための乳房パッド
当店オリジナルのシリコン製乳房パッド

シリコン製の乳房パッドや人工乳房エピテーゼを選ぶときに多くの方が重視することの一つは、外側の触り心地ではないでしょうか。
しかし、私たちがいろいろな素材のパッドや製品について関わっていて思うのは、本当に大切なのは、実はその構造だということです。

当店のオリジナル製品であるシリコン製パッドは、すべて一体成型(いったいせいけい)という手法で作られています。

極端な話、もし私たちのパッドをハサミで半分に切ったとしても、断面から中身が流れ出すことはありません。
今回は、なぜ私たちがこの構造にこだわり、それが皆様の毎日にどのような安心をもたらすのかを紹介したいと思います。

中身が漏れないという当たり前の安心

乳がん術後用シリコン製乳房パッドの比較
左)当店のオリジナルパッド 右)海外製のパッド

当店でもオンラインショップで販売していますが、海外製の安価なシリコンパッドの多くは、非常に柔らかいシリコン(あるいはジェル状の物質)を薄いフィルムで包んだ構造をしています。

この「フィルムタイプ」(当店ではこう呼んでいます)には、あるリスクがつきまといます。

  • 破損による液漏れ: 表面のフィルムに小さな傷がついたり、経年劣化で破れたりすると、中身が漏れ出して衣服を汚してしまうことがあります。
  • 表面のシワ: 長く使っているうちに表面に不自然なシワが寄って、シワシワの状態になります。

当店の一体成型の乳房パッドは、シリコンそのものを独自の配合で固めているため、表面と中身に境界線がありません。
どこまでいっても同じ質のシリコン。
だからこそ、「破れて中身が漏れる」という心配が、根本から存在しないのです。

柔らかさと強さを両立させる配合技術

アイビークリエーションラボの人工乳房エピテーゼ・乳房パッドを作るために独自配合したシリコン
シリコンは種類や配合で柔らかさや強度が変わる

「フィルムで包んでいないなら、感触が硬いのでは?」と思われるかもしれません。

当店では、安全性に優れたプラチナムシリコンを使用し、「乳房の柔らかな質感」と「パッドとしての耐久性」を両立させる独自の配合を行っています。

シリコンは、種類も様々ですが、その配合により、柔らかさや耐久性が変化する素材です。
最もよい機能性を備えた状態に独自配合したシリコンを使用しているからこそ、柔らかさと耐久性を満たした機能性の高い製品を提供できているんです。

フィルムという外枠に頼ることなく、素材そのものの物性だけで理想の柔らかさを実現する。
このバランスこそが、当店の乳房パッドの特徴となっています。

日々のお手入れが気楽であること

乳がん術後に肌に貼りつけて使う粘着式のシリコン製乳房パッド
一体成型で製作する当店のパッドは柔らかすぎず強度もあるので扱いが楽なのが特長のひとつ

一体成型のもう一つの大きなメリットは、お手入れのしやすさです。

フィルムタイプの場合、シワの間に汚れが溜まりやすくなったり、また強く洗うとフィルムが破損する不安がありますが、当店のパッドは非常にタフです。

  • 水洗いが簡単: 中性洗剤で丸ごと洗っても、水が内部に浸透することはありません。
  • 自然乾燥でスムーズ: 洗った後は水気を切って、自然乾燥させるだけ。デリケートに扱いすぎる必要がなく、毎日のルーティンとして清潔に保てます。

目に見えない構造が自信を支える

乳がん術後の乳房パッド 肌に当たる面が粘着シリコン
毎日清潔で快適に使い続けられるのも大切なポイント

「切っても大丈夫なほど、中までしっかり作られている」

この事実は、毎日パッドを身につけて活動する皆様にとって、大きな安心になるはずです。

満員電車で押されたとき、うっかりどこかに引っかけてしまったとき……。
そんな些細な瞬間に不安を感じなくて済むことで毎日を快適に過ごして頂けるのではないでしょうか。

[あわせて読みたい]