【乳がんQ&A】乳房パッドは左右同じ重さがいい?軽いパッドでも大丈夫?

乳がん用乳房パッドの重さを比較 ウレタンスポンジパッド、シリコンビーズパッド、シリコンパッドを測りで計測

乳房パッドを選ぶとき、
「できるだけ軽いほうが楽そう」
「左右同じ重さにした方がいいと聞いたけれど本当?」
というご質問をいただくことがあります。

軽いパッドは身体への負担が少ないように思えますが、一方で、乳房を切除した側の重さをどの程度補うかという視点も大切です。

今回は、乳房パッドの「重さ」について、考え方をご紹介します。

Q. 乳房パッドは左右同じ重さにした方がいい?軽いパッドでも大丈夫?

A. 正解は一つではありません。ただし、身体の左右バランスを考えると、健側に近い重さのパッドにはメリットがあります。

乳房パッドには、シリコン製、スポンジ製、メッシュタイプなどさまざまな種類があります。

どれが最適かは、

  • 身体への負担
  • 着け心地
  • 使用する場面
  • 重さ

などを総合的に考えて選ぶことが大切です。

見た目だけでなく、身体の左右バランスという考え方

肌に貼りつけて使うシリコン製の乳房パッドの重さを計る
乳房は意外に重く、手に持って重く感じても身体に装着すると重さを感じないケースも多い。

乳房パッドは洋服のシルエットを整えるためだけのものではありません。

乳房切除によって左右の重さが変わると、身体のバランスにも変化が生じます。

そのため、健側に近い重さのシリコン製パッドを使用することで、左右の重さのバランスを補いやすくなるという考え方があります。

もちろん、これだけで肩こりや腰痛が改善すると言えるものではありませんが、身体のバランスを意識して選びたい方にとっては一つの選択肢になります。

当店には、術後5年、10年を経過して来店されるお客様がいらっしゃいますが、左右の肩の高さが違ったり、姿勢が傾ている方が少なくないのが事実です。

切除した胸を無意識に庇うような姿勢が習慣になっていたりと、原因は複合的と考えられますが、左右の重さのバランスと胸のシルエットを整えることでこのような影響を最小限にできる可能性があります。

軽いパッドにもメリットがあります

乳がん用下着とパッド
スポンジタイプの軽いパッドは術後の肌にも優しい

一方で、軽いパッドが向いている方もいます。

例えば、

  • 手術直後で身体への負担を減らしたい
  • とにかく軽い着け心地を優先したい
  • 自宅でリラックスして過ごしたい
  • 夏場の暑さや蒸れを軽減したい

このような場合には、スポンジタイプやメッシュタイプが快適に感じられることもあります。

「軽いから良くない」というわけではありません。

生活スタイルや何を優先したいかによって選択肢は変わります。
また、一つのパッドだけを使い続けるのではなく、季節や外出先、運動、おうち時間などに合わせて、素材や重さの異なるパッドを使い分けることも、術後の生活を快適に過ごすための一つの方法です。

当店がおすすめしている考え方

乳がん術後用3つの形のシリコン製胸パット
3000円代~のシリコン製パッドは手軽に試せるので人気

当店では、術後の肌の状態が落ち着いてからは、お身体の左右バランスを考えると、健側に近い重さのシリコン製パッドを基本的におすすめしています。

実際に当店のシリコン製乳房パッドをご使用いただいているお客様からは、
「ランニングをすると身体のバランスが良く感じる」
「左右の重さがそろって自然に感じる」
というご感想をいただくことがあります。

もちろん感じ方には個人差がありますが、見た目だけではなく、重さという視点からパッドを選ぶことも大切だと考えています。

自分に合った重さは、目安を知って試着するのがおすすめ

乳がん用の乳房パッドサンプル一覧
試着すると、見た目と重さ、自分に合う両方のバランスを知ることができる

「左右の重さをできるだけ近づけた方が良い」と言われても、自分の乳房が何gくらいなのか分からないという方は少なくありません。

※乳房の重さを簡単に測る方法や、重さを基準にしたパッド選びについては、次の記事で詳しくご紹介しています。

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カタログや写真だけでは、100gや200gと書かれていても、その違いを実感することは難しいものです。

ご自宅で簡単に目安を知る方法として、ビニール袋へ水を入れて、乳房と同じくらいの大きさになるよう調整し、術前に使っていたブラジャーに入れてみる方法があります。違和感なく着用できる重さがおおよその目安になります。

アイビークリエーションラボでは、シリコン製、軽量スポンジ、メッシュタイプなど、さまざまな種類のパッドを実際に手に取り、重さや質感を比較しながら試着していただけます。

「自分にはどの重さが合うのだろう」と迷ったときは、まずは目安となる重さを知り、そのうえで実際に試着して選ぶことをおすすめします。

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