【乳がんQ&A】部分切除でも乳房パッドは使えますか?

「乳房温存手術(部分切除)を受けたけれど、服を着たときの左右のバランスが気になる…」
「切除した部分の凹みに合わせて、自然に見えるよう補整したい」
乳房温存手術(部分切除)を受けられた方から、このような左右差や胸のシルエットについてご相談いただくことがあります。
多くの乳房パッドは全摘した方を想定して形が作られています。
しかし、乳房パッドは部分切除後の左右差や、切除した部分の凹み・ボリューム不足を補うためにも使うことができます。
今回は、部分切除後によくあるお悩みと、微妙な左右差や形の違いに合わせた乳房パッドの選び方についてご紹介します。
部分切除後に気になる左右差
乳房温存手術では、乳房をすべて切除するのではなく、がんを含む部分を切除します。
そのため、手術後も乳房そのものは残りますが、切除した位置や範囲によって、左右の形やボリュームに違いが生じることがあります。
たとえば、
- 切除した部分が凹んで見える
- 上胸やデコルテのボリュームが左右で違う
- ブラジャーを着けると、片側のカップに隙間ができる
- Tシャツやニットを着たときに左右差が気になる
- 体にフィットする服を着ると、胸の形の違いが目立つ
といったお悩みです。
手術直後はそれほど気にならなかったものの、時間が経って普段のお洋服を着るようになってから、左右差を意識するようになる方もいます。
部分切除後の乳房パッド
部分切除の場合、乳房が残っているため、「全摘ではないから、乳房パッドを使うほどではない」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、乳房パッドは「乳房全体を補うためだけ」のものではありません。
切除によって生じた部分的な凹みやボリュームの差を補うために使うこともできます。
ほんの少しの補整で、服を着たときのシルエットやブラのずれが気にならなくなることもあります。
「胸全体を大きくしたいわけではない」
「切除した部分だけ自然に補いたい」
という方にとっても、乳房パッドは選択肢の一つになります。
部分切除後は「どこを補うか」が大切
全摘後に使用する乳房パッドでは、失われた乳房全体のボリュームを補うことが基本になります。
一方、部分切除後の場合は、どの部分のボリュームが不足しているのかを確認して、その部分に合わせて補整することが重要です。
たとえば、
- 上胸の削げを補いたい
- 外側の凹みを目立たなくしたい
- ブラジャーのカップ上部にできる隙間を埋めたい
- 左右のバストラインを近づけたい
など、お悩みによって必要な形は変わります。
そのため、「部分切除だからこのパッド」という一つの正解があるわけではありません。
切除した位置や範囲、現在の胸の形、普段着る服などを考慮して選ぶことが大切です。
オーダーメイドの乳房パッド

既製品のパッドでは、自分の気になる部分にちょうど合うものが見つからないこともあります。
そのような場合、当店ではお身体の状態に合わせたオーダーメイドの乳房パッドという選択肢をご提案しています。
部分切除後のお身体は、一人ひとり切除した場所や範囲が異なります。
そのため、オーダーメイドでは実際のお身体の状態を確認しながら、必要な部分を補える形を考えていきます。
「胸全体を補うほどではないけれど、ここだけ気になる」
というような微妙な左右差にも対応しやすいのが、オーダーメイドのメリットです。
シリコン製なら、肌に合わせた補整も

当店で製作しているオーダーメイドの乳房パッドは、シリコン製です。
肌に直接貼り付けて使用するタイプのため、ブラジャーの中に入れるだけでは調整しにくい部分にも対応できます。
また、部分切除後の乳房は、残っている乳房と切除した部分との境目が気になることがあります。
そのため、単純に足りない部分を埋めるのではなく、残っている乳房とのつながりや、服を着たときのシルエットを見ながら補整することが大切です。
どのくらい補うのが自然なのかは、お身体の状態やご希望によっても変わります。
ご相談ください

部分切除後のお悩みは、人それぞれです。
でも、気になっているのであれば、それは補整方法を考えてみる理由として十分です。
ほんの少しの補整で、今まで着るのをためらっていた服を楽しんだり、仕事に集中できるようになることもあります。
当店では、大阪・静岡の完全予約制のラボで、部分切除後の左右差やシルエットについてもご相談いただけます。
「既製品ではうまく合わなかった」
「切除した部分だけ補整したい」
「どのくらい補えば自然に見えるのか分からない」
という方も、まずは現在のお悩みをお聞かせください。
[あわせて読みたい]



