家族には言えなかった胸の悩み。アピアランスケアを始めるタイミングについて

お盆休みに入り、今週は大阪のラボ周辺も車が減り、静かな雰囲気です。
街を行き交うご家族連れや、久しぶりに顔を合わせる家族らしい様子を見かけてふと思い出したことがあります。
サロンにお越しくださるお客様とお話ししていると、時折こんな言葉を耳にします。
「手術を受けることも、その後の胸の形の変化のことも、家族にはあまり詳しく話せなかったんです」
一番身近にいて、自分を心配してくれている家族だからこそ、悲しませたくない、心配をかけたくないという優しさから、一人で抱え込んでしまう方もいらっしゃるのだと思います。
そんな想いを胸に秘めたまま、何ヶ月も、時には何年も過ごされてきた方がご来店頂くことがあります。
もう大丈夫、と笑う優しさ

手術が無事に終わり、治療が一区切りついたとき。
家族や周りの人から「元気になってよかったね」「もう安心だね」と言われると、本当は胸の凹みや手術痕、お洋服を着たときの左右差に戸惑っていても、つい「うん、もう大丈夫だよ」と笑って答えてしまう。
自分の外見の変化に心が追いついていなくても、周りを安心させるために元気な自分でがんばってしまう経験をされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
外見のケア(アピアランスケア)は、命に関わる治療そのものではありません。
だからこそ、「気になるけど我慢すれば」「贅沢な悩みなのかもしれない」と、後回しにしてしまいがちです。
お客様の言葉

エピテーゼを製作するために、何度かラボへ通ってくださっていたお客様が、ふとこんなことをおっしゃいました。
「こうして自分の悩みを、人とじっくり話せるだけで癒されるように思う」
その言葉を聞いたとき、胸がじんわりと温かくなると同時に、私たちのもう一つの役割を教えていただいた気がしました。
家族やご友人には「心配をかけたくない」と気を遣って言えなかったこと、病院の診察室では、忙しい先生や看護師さんを前に「病気のことではないから」と飲み込んでしまったことなど。
誰にも言わずに心の底で抱えてきた気持ちを、プライベートな空間で誰気兼ねなく言葉にする。それだけでも、すっと肩の荷が下りて心が軽くなっていくのかもしれません。
当店は失ったお身体の一部を再現するためだけの場所ではなく、お客様の気持ちを開放する場所でもあるのだと実感しています。
ケアを始める時期

「手術が終わったら、すぐに補整具を用意しなければいけないのかな」
「もう手術から何年も経ってしまったけれど、今さら相談してもいいのかな」
そんな風に迷われる方もいらっしゃいますが、アピアランスケアを始めるタイミングに、決まった正解はありません。
術後すぐに乳房エピテーゼを検討される方もいれば、不便を感じながらも数年を過ごされて、あるきっかけでご来店される方もいらっしゃいます。
それは、以前来ていた服をもう一度着たいと思った時や、ご家族やお孫さんと旅行に行く計画が立ち上がったときなど、人それぞれです。
どんなタイミングであっても、考えてみようかな、と思ったその時が、一番のベストタイミングではないでしょうか。
見た目が変わると心も変わる

納品で乳房エピテーゼを装着した多くのお客様は、鏡に写っているご自身を見て、ぱっと明るい表情になります。
「乳房がないことはもう気にしていないと思っていたけれど、やっぱり嬉しい」
そうおっしゃって、心の奥底にしまい込んでいた気持ちに気がつくのかもしれません。
身体が整うことで気持ちも前向きになれる
エピテーゼにはそんな魅力があります。
お気に入りだったお洋服をもう一度着て鏡を見たときや、誰の目も気にせず、背筋を伸ばして街を歩けたとき。
ふと「あ、私、私に戻れたな」と感じられるような、自分自身の心を取り戻すための大切なツールなのだと、私たちは考えています。
家族にも言えなかった小さな戸惑いやお悩みがあれば、それを誰にも気兼ねせず、ゆっくりとお話しにいらっしゃいませんか?
ぜひお気軽にご相談ください。
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