【乳がん全摘後】自分の胸の重さを正確に知るべき3つの理由

乳がん術後の体調不良の原因は胸のアンバランスが原因の可能性が

乳がんの手術を終え、退院してからの生活の中で、ふとした時に「疲れやすくなった」「片方の肩だけがひどく凝る」と感じることはありませんか?

実はその違和感、「左右の重さのバランス」が原因かもしれません。

多くの方が、まずは「見た目」を整えるためにパッドを選ばれます。
もちろん見た目も大切ですが、実は「重さ」を合わせることこそが、術後の心と体の健康を左右する重要なポイントなのです。

今回は、人工乳房(乳房エピテーゼ)製作に携わる専門的な視点から、なぜ自分の胸の重さを知るべきなのか、その3つの理由をお伝えします。

理由1:体への負担(肩こり・腰痛・歪み)を防ぐため

乳がん術後の姿勢の歪みや肩こり、体調不良は胸のアンバランスが原因の可能性が

私たちの体は、左右の重さが均等であることを前提に、背骨を中心としてバランスを保っています。片方の胸の重さがなくなると、体は無意識に反対側へ傾こうとするのを必死に支えようとします。

  • 筋肉の緊張: 足りない重さを補おうとして、片側の肩や首の筋肉が常に緊張した状態になります。
  • 骨格への影響: バランスが崩れたまま数年過ごすと、背骨が湾曲したり、骨盤に歪みが生じたりすることもあります。

「軽いパッドの方が楽」と思われがちですが、実は残った側の胸に近い重さを補うことが、5年後、10年後の健やかな体への一番の近道なのです。

理由2:ブラジャーの「ズレ」と「浮き」を解消するため

「パッドがブラジャーの中で動いてしまう」「腕を上げるとブラが一緒に上がってきてしまう」……。

こうしたお悩み、実はパッドの重さ不足が原因であることが多いのです。

ブラジャーはある程度の重み(自重)があって初めて、アンダーバストの位置で安定するように設計されています。

  • 安定感の向上: 適度な重さがあるパッドを選ぶと、重力によってブラジャーがしっかりと体にフィットします。
  • ストレスフリー: 重さを合わせることで、外出先で何度もトイレに駆け込んでパッドの位置を直すストレスから解放されます。

理由3:自分に合う「本当の解決策」を正しく選ぶため

乳がん全摘後の乳房パッドを選ぶポイント

ネットショップやカタログを見ると、数千円のウレタンパッドから、数万円のシリコンパッド、さらには数十万円のオーダーメイドまで、無数の選択肢があります。

自分の胸の重さが「200g」なのか「500g」なのかを知らないままでは、どの商品が自分に合っているのか判断基準が持てません。

  • 失敗しない買い物: 自分の数値を把握していれば、「この商品は軽いから家事用」「このシリコンパッドは外出用にぴったり」と、目的を持って選べるようになります。
  • ステップアップの目安: 「既製品のシリコンパッドでは重さが足りないから、オーダーメイドを検討しよう」といった、次のステップへの判断もスムーズになります。

自分を大切にすることは、自分の「今」を知ることから

乳がん術後のアピアランスケア アイビークリエーションラボ

「胸の重さを計る」という行為は、少し面倒に感じることもあるかもしれません。
しかし、今の自分の状態を正確に知ることは、これからの生活をより快適に、自分らしく過ごすための大切な第一歩です。

まずは「なんとなく」で選ぶのをやめて、数値という安心材料を手に入れてみませんか?

次のステップ:自宅で簡単にできる計測方法

「でも、どうやって計ればいいの?」と思った方へ。

過去の記事で、簡単に自分の胸の重さが分かる方法を紹介していますので、こちらの記事も参考にご覧になってください。

[あわせて読みたい] 自分の胸の重さを計る方法

「今の私にぴったりの重さはどれ?」とお悩みの方へ 当店では、術後すぐから使える軽量パッドから、本物の質感に近いシリコンパッドまで幅広く取り扱っています。

商品ページでは、それぞれのパッドを動画で公開していますので、ぜひ参考にしてみてください。